諏訪市は「ふるさと寄付金」(ふるさと納税)に対する返礼品としてサイクルツアーとカヤックツアーの体験型プログラムを導入し、充実を図っている。13日は諏訪湖畔の紅やマリーナでPRイベントが行われ、体験型プログラムに新たに加わったカヤックのデモンストレーションをした。市地域戦略・男女共同参画課は「諏訪湖の新たな魅力を発信できれば」と期待している。
市は体験型の返礼品として諏訪湖祭湖上花火大会の桟敷席のチケットや諏訪湖マラソンの出場権などを設けている。さらなるプログラム拡大を目指し、ホテル紅や、諏訪湖八ヶ岳自転車活用推進協議会(小口良平代表)、諏訪湖カヤック(井川竜太代表)と連携し、サイクルとカヤックのツアーを返礼品として加えた。寄付額3万円以上でサイクルツアー、2万円以上でカヤックツアーが体験できる。
サイクルツアーは代表で自転車冒険家の小口さんがガイドを務め、自転車で観光スポットを回る。カヤックツアーは紅やマリーナを拠点に諏訪湖の自然を満喫できる内容だ。
PRイベントの中で、ホテル紅やの加藤建二社長は「サイクル、カヤックを通して、地元の方はもちろん観光の人も諏訪を好きになってもらえれば」とあいさつ。小口代表は「言葉を介さなくても観光を楽しめるのがアクティビティーコンテンツ。外国人の方々にもぜひ楽しんでほしい」と話した。
井川代表は「諏訪市民や観光で訪れた人が気軽に遊びに来られるフィールドにしていきたい」と意気込んでいた。
カヤックのデモンストレーションでは井川代表がこの日参加した諏訪実業高校の生徒5人らにレクチャーし、自然を満喫した。
またこの日は、アウトドアで地域の活性化を図ることなどを盛り込んだ包括協定を市と結んでいる総合アウトドアメーカー「モンベル」(大阪府)が企画する「フレンドタウン」に諏訪市が登録されたことも発表された。モンベルクラブ会員約90万人に市の魅力をプロモーションしていくという。
コメント